描いてる途中でしょうが

発端の、制作過程の、試行錯誤の、失敗の、完成までの記録

水彩で描くときの紙

絵を描くたびに台所へいって水をくんで、そんで描き終わるたびに台所へいって水をすてて、パレットをあらって、って、めんどくせ。
つって、長い間、水を使わないやりかたで絵を描いていた。
ボールペンで線画だけで完成!とか。コピックとか、線画をスキャンしてパソコンで着色とか。
ところが、最近、水彩に目覚めた。
で、思う。水彩って、紙が重要だなあ。と。

 

*画用紙、まま
まず、100円ショップの画用紙にがしがし描いた。
画用紙は、水を吸って、ぐにゅんぐにゃんにたわむのだった。なみをうって、ぼっこんぼっこんになっちゃうのだった。
それに、画用紙は、多めの水でなんどか筆でなぞるように描くと、何度か同じ部分を筆でなでると、やわらかくなった紙が、繊維が、溶け出すのだった。
ぼこんぼこんに波打つと、均一にむらなく塗りたい面でも低い部分に水がたまり、意図したような塗り方ができない。描きにくい。なにより、見た目がかっこ悪い。素人くさい。
つって、悪いことばかりではない。
とにかく安い。そこらじゅうで手に入る。このお求めやすさは何よりも尊い
お求めやすいとたくさん描ける。躊躇なく、失敗を恐れず、がしがし描ける。上達には、道を極めるためには、量産する必要があり、つまり、100円ショップの画用紙が必要だ。

 

*画用紙、水張り
描くまえに紙に水を塗って、水を吸わせてのばし、のびた状態で板に紙を貼り付けると、水分多めで描いても紙がぐにゃぐにゃにならない。っつう、水張りという技。
これをした。100円ショップの画用紙で。
八つ切りサイズをB3の水張りパネルにした。八つ切りサイズの画用紙は、B3の水張りパネルよりもひと回り大きなサイズで、ま、ギリギリはれた。
これで、気持ちよく描ける。
ただし、複数回の重ね塗りには耐えられないし、毛羽立ちとか気になるが、ま、100円だし。

 

*マルマン ヴィファール水彩紙ブロック F4 300g/㎡
で、水彩用の紙を買ってみた。
17枚で、1,524円。たっか。100円ショップの画用紙出身者からみると恐ろしく高額だが、水彩紙としては決して高いほうじゃない。
で、これが、ブロックつって、17枚の紙が、四方をのりで固められている。一番上の紙に描き終わったらそれだけ剥がし取る仕様で、これ、水張りする必要がない。おおーなんと画期的な。
で、紙の表面は、中目といわれるやつで、やや細かな凹凸があり、ドライめで塗ると水彩画っぽい表情がでる。画用紙に比べて水をはじくから、繰り返し水を重ねても安心。描いてて紙の状態を気にしなくてよい。

 

*水彩紙、ポストカード
はがきサイズの水彩紙、50枚入り。裏に切手と郵便番号の枠が印刷されてて、絵を描いてこのままはがきとして送れる。これもブロックでほしかったけどその店にはなかった。けど、けっこうな量の水で描いてもこのぐらい小さなサイズだと波打たない。それなりの厚みがあるし。

 

*ケント紙のイラストレーションボード
画用紙、水彩紙で描いたあとに、コピックで描くつもりで置いておいたケント紙のイラストレーションボードに水彩で描いてみた。表面すべすべ。筆がつるつるすべる感覚で、水を吸わない。描きはじめは違和感を感じたものの、描いてるうちにすぐ慣れた。

 

*ぐにゃぐにゃの補修
水張りしないで描いて、ぐにゃぐにゃになったやつを板ではさんで上から鉄アレイをのせて数日放置してみた。真っ直ぐとは言えないけれど、やらないよりはまし、な程度にはなった。マット紙をかませて額に入れるなら、ま、こんぐらいまで復旧すればいいんじゃないか。
ネットでは、裏から水をふいて、アイロンをかける。なんて言ってる人もいて、今日もどこかで水彩使いがぐにゃぐにゃ状態に悩む。水張りしろ。

 

*今後、試したい紙
・ミューズ 水彩紙ランプライト
・キャンソン モンバル水彩紙
・ミューズ 水彩紙ホワイトワトソン