描いてる途中でしょうが

発端の、制作過程の、試行錯誤の、失敗の、完成までの記録

脳みそを痺れさせてたら描けた絵

単純作業を長い時間繰り返していると、脳みそが痺れてきて辛いような気持ちいいような不思議な気分になる。
誰に教わるでもなく、経験的にどうすれば脳みそが痺れるかを知っている。
単純作業にも痺れやすい作業とそうでもない作業がある。
ポイントは、ある程度の時間を続けられるかと、面白すぎないか。刺激なく丁度良くつまらないか、というところで、手っ取り早いのは絵を描くことだ。
で、その絵も、構図や配色やなんやかんや頭を使うようなタイプの絵は駄目で、単純なストロークの繰り返しがよい。
脳みそをほとんど動かさず、姿勢を固定させ、腰、背中、肩、腕、手首、指、を同じ動きを繰り返しどんどん絵を描いていく。絵を描くというより、白い画面を、決まりきった動きで、パターンで、埋めていく。
同じことを延々と繰り返すだけなので、脳みそは動かず、眼球もほとんど動かず、顔も能面みたいになってなんの感情もなく、だた、っしゃ、っしゃ、っしゃ、つってペンが紙をなぞる音が一定のリズムをきざむ。
同じことの繰り返しではあるけれど、描けば描くほど画面が埋まっていくのでそれなりの達成感があるので、やめようとは思わない。
ゴールが明確で、ゴールに近づいていっていることが実感できるので、続けられる。なんなら、途中でやめるほうが辛いと思うようになり、終わりまで手がとまらなくなる。
なんか、俺の手、勝手に動き続けるなあ。これ、ほんとに俺の手か、つうか、俺なにやってんだろう。みたいな感覚になる頃、脳みそが痺れてくる。
痺れだしたらもうこっちのもので、それにのっかる。抗わない。痺れに従って、そのままぼーっと、びりびりとする。

そうして完成したのが、この絵だ。


青い波。遠く先のほうまで。
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赤い波。深く奥のほうまで。
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■追記(2018/11/15)
アートメーターにて販売開始
www.art-meter.com